首里、ここで終わったはずの戦い
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【シリーズ沖縄戦】74年前の今日
1945年5月31日 『戦いはまだ続く』
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ドイツもとっくに降伏しているのに
日本はどこまで引き延ばすつもりだったのだろうか。
米軍のバックナー中将は、
米軍が首里一帯を占領したことで、
『もう戦いはすんだ』と述べたのだが、
その見解は甘いことが判明する。
47年前の今日、
首里城の地下壕に、第32軍司令部の将校らが「いない」ことがわかったのだ。
これまで、首里城を包囲するための作戦を続けてきた米軍は、作戦を変更せざるを得なくなった。
もぬけの殻となった首里城を後にし、日本軍を追い、容赦なく南部へと向かう。
米軍の沖縄攻略を数週間で実現させるつもりでいた米軍。
日本軍の組織的抵抗は、もう70日ほど継続しており、あと23日も続くことになる。
米軍は後方の読谷などに仲間の遺体を次々と運び出しては埋葬し、大地に均等に十字架やダビデの星を並べた。
HyperWar: US Army in WWII: Okinawa: The Last Battle [Chapter 15]
一方、民間人や兵士の死者数は計り知れず、墓標もない。(記事をご覧ください。)
そしてこれから、
さらなる生き地獄が人々をのみこんでいくことになる。
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