英国国営放送 BBC が伝える「世界遺産の首里城で火災、正殿などが全焼」
朝刊を読む気力もなく朝を迎えた苦しみの一日。
いつかふりかえることができるように、その日の新聞を記録しておきたい。
できるだけ早く、残った城の個所が見れるように再び開園してほしいし、また来訪者に、再建されるようすがまじかに見れるような、そういう新たな展示の在り方も模索してほしい。
建築現場自体が人々の観光のツアーとなるように。
県民の、戦後復興のシンボル、ゆっくりだが確実に再建される首里城そのものの姿をまじかでみたい、それは県民の望みでもあるだろう。
沖縄タイムスが報じた首里城焼失
31日午前2時40分ごろ、那覇市首里の首里城公園内で「
火が見える」と警備員から119番通報があった。 那覇消防局によると、首里城の正殿が燃えており、 午前4時半現在も、消火活動中。
近くの南殿や北殿にも延焼しているとみられる。消防車両20台以上出動している。 守礼の門の前では消防車両が連なり、待機している状況。
沖縄タイムス 11月1日
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琉球新報が報じた首里城焼失
一面
一番の懸念はこれだった。
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⇨ https://ryukyushimpo.jp/pages/page-79.html
首里城公式 HP
施設紹介 | 首里城 ‐ 琉球王国の栄華を物語る 世界遺産 首里城
再建のための支援
言葉を失うほどの喪失感と苦しみを茫然とニュースを見つめる一方で、心無い「インスタ映え」などのツイートばかりではない。ネットではどっと沖縄ヘイトが押し寄せる。
沖縄で事件事故が起きると、被害を受けている、あるいは苦しんでいる側に対して、沖縄に寄りそうより、事件や事故で沖縄県をさらに叩くという、恐ろしい円環を作り出すものたちがいる。憎悪と無関心。
しかし、本土の方々にも、首里城の歴史に関心を持ってもらいたい。関係ない話ではないからだ。
《AIによるカラー処理》Shuri Castle Ruin and rubble of Shuri Castle in Shuri, Okinawa.首里城。廃墟と化した首里城の瓦礫の山。(1945年5月29日撮影)
1945年 6月2日 『破壊された琉球の文化財』
CASTLE WALLS--Rubble of the walls of Shuri castle below which lies the moat. In background is Shuri city. The battered trees are part of a grove which surrounded the castle. The castle was taken by units of the Fifth Marine Regiment.首里城の城壁--瓦礫と化した首里城の城壁。その下には堀がめぐらされていた。後方に見えるのは首里の町。焼け残った樹木は城を囲んでいた森の一部である。首里城は第5海兵連隊によって攻略された。写真が語る沖縄 詳細 – 沖縄県公文書館
できるだけ早く、残った城の個所が見れるように再び開園してほしいし、また来訪者に、再建されるようすがまじかに見れるような、そういう新たな展示の在り方も模索してほしい。
県民の、戦後復興のシンボル、ゆっくりだが確実に再建される首里城そのものの姿をまじかでみたい、それは県民の望みでもあるだろう。