沖縄戦とは何か、深く知るためのQ&A - 沖縄:朝日新聞デジタル
明日、沖縄県民を巻き添えにしながら地上戦を展開した第32軍(沖縄守備隊)が正式に降伏する。
組織的な戦闘が終わったとされた6月23日から、約2カ月半が経過してのことだ。
第32軍司令官や参謀長、その他の主要部隊の司令官らは、すでに自決済み。
そこで米軍は、奄美諸島や先島諸島に駐留していた部隊の責任者らを呼び、彼らを第32軍の代表者として降伏調印式に招聘する。
奄美諸島や先島諸島にいた日本軍は、沖縄島、伊江島、慶良間列島にいた日本軍のような地上戦を経験していない。
沖縄であった地上戦がどういうものかを知らない軍人が、第32軍の代表者として降伏文書に署名する。
こんな結末であるから、たいした反省もないままに、沖縄を米軍に差し出すことになっても、それがどういう意味なのかさえ理解できず、本土へと帰って行ったのであろう。
沖縄で、地上戦を経験した日本軍将兵たちは、すでに捕虜になっていたか、
自決して、あの世へと行ってしまったか、
あるいは、まだ日本の降伏を知らないまま、あちこちの壕に潜んでいた。
愚かな指導者がいる国の末端で、指導者に言われるがまま馬鹿な殺し合いをして、後世の後世にまで、負の遺産を残してくれて、ほんとうに「ご苦労さまでした」。
1945年 9月6日 『ご苦労さまでした』
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