ここ数日、嘉手納基地周辺で米軍機による騒音被害が相次いでいる。
沖縄市長選が迫っていることもあり、米軍と共存共栄したいという桑江市長でさえ、抗議のために嘉手納基地へと出向いたほどだ。
2018年3月23日の今日、沖縄県内の各地では、
ゴオオオオオオー、グォオオーという音が轟いている。
73年前のきょうも、米軍機が沖縄の上空を飛んでいた。
当時の米軍機は、単に飛んでいたわけではない。
爆弾を搭載していて、それらを躊躇することなく、建造物めがけて、容赦無く投下していった。
73年前のきょうは、1945年3月23日。
あの日は、今日と同じ金曜日。
海上では、フィリピンやマリアナ諸島から出撃した無数の米軍艦艇が、沖縄島を目指して航行していた。
それらに搭乗していたのは、大日本帝国が沖縄県に配置した第32軍と戦うために派遣された米軍兵たち。
彼らは、フィリピンやマリアナ諸島という沖縄とよく似た環境の島々で、上陸訓練を積み重ね、充分な兵器とともに、満を持して乗り込んで来る。
あの日から73年が経過した今、
米軍機は沖縄県の上空で飛行訓練をしている。
どこの国を攻める訓練をしているのだろうか。
1945年 3月23日『米軍による沖縄攻略戦の開始』
neverforget1945.hatenablog.com
米軍艦チャンドラー(AV-10)に搭載されている40ミリ機関砲の砲撃訓練。水上機母艦団はサイパンを離れて琉球列島慶良間諸島を目指して航行中である。(1945年3月23日撮影)
40mm gun aboard USS CHANDELEUR (AV 10) in action during firing practice as Seaplane Tender Group leaves Saipan, headed for Kerama Is.. Ryukyu Group. 23 March 1945.