沖縄版 #インパール
— Osprey Fuan Club (@ospreyfuanclub) 2021年4月3日
天皇 (4/3-4)「現地軍は何故攻撃に出ぬか、兵力足らざれば逆上陸もやってはどうか」
→ 4/7 読谷・嘉手納奪還逆上陸計画
天皇 (3/30)「総攻撃は航空部隊だけか。海軍にはもう艦がないのか。海上部隊はないのか」
→ 4/7 大和艦隊の読谷逆上陸計画 https://t.co/yV8rOvdF0Y
日本の天皇制は今も日本の政治や社会、企業や家庭にまで、宗教的なまでの無問答の権力システムを持ち込む。不条理であるだけではなく、極めて非実践的なものであり、日本のブレーキ不在、責任不在の最終要因である。かくして現場は七転八倒しながら、4月7日の問答不要の嘉手納・読谷奪回の逆上陸を計画するそれがあの4月7日の大和艦隊をつかった読谷への逆上陸計画につながる。この「天の声」で4月7日の無謀な二つの逆上陸が計画された。
42歳くらいの教師と農業に従事する14歳の少年が尋問のために連れてこられた。教師は捕虜になるより銃殺を望み、少年はこれに反論しなかった。(1945年4月3日撮影)
An Okinawan teacher about 42, and a farm boy 14, are brought in for questioning. The old man wanted to be shot rather than be taken. The boy didn't object.
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【シリーズ沖縄戦】74年前の今日
1945年4月3日『日米両軍の作戦変更』
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2019年4月1日、
メディアがこれを一斉に報じた。
新元号に使われた「令」の文字は、大きな傘の下で人がひざまずいている象形を由来とし、そこから「神のお告げや、君主・役所・上位者のいいつけ」(漢字源) を表す。
1945年の今日、
日米両軍が作戦を変更した。
米軍は、「勝つ」ために入念におびただしい情報を集積し分析し、攻略計画を立てた。
あらゆる組織と連携し、情報を統合し、きわめて合理的に指揮をとり、動いた。
入念に練り上げた作戦計画を変更したのも、そのためだった。
ひるがえって日本軍は、どうだったか。
『4月3日以降、天皇が攻勢を望んでいるという大本営陸軍部からの電報をはじめ各方面から続々と同様の電報が届き、第32軍司令部は大いに動揺した。』
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『この期に及んでの作戦変更に、八原は牛島に「全軍壊滅する」と攻勢反対の意見具申した。傍で長が鬼の形相で八原を睨み付ける。
「軍の死活に関する重大関頭に当たり、高級参謀の痛心苦悩はよくわかる。しかし、この度の決心は天の意志、神の声と思って、その実行に万全を期していただきたい」静かにそう諭した牛島は「攻勢に転ずる」と決め、関係各方面に協力を要請する電報を発信した。』(157-161頁)
《「沖縄に散った最後の陸軍大将 牛島満の生涯・魂還り魂還り皇国護らん」(将口泰浩/海竜社) 160-161頁より》
battle-of-okinawa.hatenablog.com
日本では、まさに「現人神」の意向を忖度したり、軍人のプライドを優先したり。
ゆえにに組織の中で満足に意思疎通もできず、まるでドタバタ喜劇をみるようなありさまで、
そのはざまで次々と奪われていったのは、住民の命であり、兵士の命。まさに現場では純然たる悲劇が展開されていた。
論理性でも合理性でもない。理屈抜きに「お上」からもたらされる、その命令は絶対であり、
その「令」の文字があらわすように、ひざまずいて拝聴すべきものだった。
ご覧ください。⇩