1945年4月9日 「沖縄語をもって談話しある者は間諜とみなし処分す」

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【シリーズ沖縄戦】74年前の今日
1945年 4月9日『嘉数の戦い』
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嘉数の戦い、二日目の今日、

 

地獄の白兵戦が続くなか

第32軍司令部は「球軍会報」に、このような方針を通知した。

 

「爾後軍人軍属ヲ問ハズ標準語以外ノ使用ヲ禁ズ 沖縄語ヲ以テ談話シアル者ハ間諜トミナシ処分ス」

 

厳しく「軍官民共生共死の一体化」を説きながら、一方で沖縄語を話しただけでスパイ (間諜) と見なして「処分」するという。

 

日本軍の使うヤマトの言葉に慣れない年寄りをはじめとした多くの住民、

 

あるいは経済的理由などで学校が子ども達に強要するヤマト言葉に触れる機会の少なかった人々、

 

また、この記録に出てくるような障害者たちは、

 

いったいどのように「間諜」(スパイ) とみなされないよう振るまえばいいのか、

 

捕虜になれば、敵にも味方にも殺される。

逃げ場なしの情況が住民を襲う。

 

1945年5月12日 渡野喜屋の住民虐殺 4歳でも「スパイ」 - Battle of Okinawa

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今、
自衛隊は、

 

災害や敵から住民を守るなどといいながら
住民にろくな説明もなく配備を強行している。

 

住民に嘘をつき弾薬庫を建設する。

 

で、何かいざ「危機」が起これば
今以上の「対応」が住民になされるかどうか想像してみてほしい。

 

軍は軍の理論で動く。
住民の生命の保護などは常に看板でしかない。

 

ご覧ください ⇩

 

1945年 4月9日『嘉数の戦い』

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