【和訳】 日本軍によって連れてこられた、朝鮮人の「芸者ガールズ」。座間味島にて。
撮影地: 座間味島
撮影日: 1945年 4月 21日
沖縄には「商売のためにやってきた」とされる朝鮮人女性たちがいた。
若い女性が身体一つで、言葉も通じない異国の地にやってきて「商売」をする?
しかも、戦争が始まろうとする地で、戦争するためにやってきた軍人を相手に?
そんな「常識」って、あるかいな?
あなたの娘が、姉妹が、ほぼ何も持たずに戦場と化す異国へ「商売しに行く」、「稼いでくる」と言って祖国を離れようとしたら、
あなたは、「ああそうか、では頑張っておいで」と言って見送ることができるだろうか?
日本国民の多くは、自分の娘や姉妹がそう言って国を離れたとしても、なんら違和感を持たず、不可解にも思わず、「商売だから」と割り切るのだろうか。
いや、実際にそう言っているのだから、それが日本国民の「常識」なのだろう。
ある記録によると、沖縄にいた朝鮮人慰安婦は600〜800人とのことだ。そんなに「商売敵」がいて本当に「稼げる」のだろうか?
客は約10万人いるから、それは、それは、「大儲け」になるものなのか。
1日に10人以上の軍人と性的行為をして、身体も心もボロボロにされて、そんな「商売」で儲けた金で、彼女たちは裕福な暮らしをしていたのか?
いや、違う。
彼女たちが連れて来られた異国の地では、空爆、艦砲射撃、砲撃、そして銃弾が飛び交う地上戦があった。
言葉も通じない異国の地で、女性たちは逃げ回る。
そんな戦場で金を儲けたところで、何になる?
そんな戦場から、祖国に仕送りできた「商売人」は何人いたのだろう。
彼女たちの多くが、祖国に帰れずに、ここ沖縄で死んだ。
日本国民よ。
もう少し、自分のことに置き換えて考えてみてくれ。
もう少し、彼女たちの声に耳を傾ける努力をしてくれ。
賠償したからいいだろう?
それは、違うと思う。
1945年 9月1日 『朝鮮から「商売」に来ている』
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