なぜ『沖縄人には時間もなく人生もない』のか、それは沖縄が今も奪われているからだ。

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米軍政府の管理下で生活する民間人。沖縄本島北部の辺野古にて。(1945年7月8日撮影)

写真が語る沖縄 詳細 – 沖縄県公文書館

 

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【シリーズ沖縄戦】74年前の今日
1945年7月8日 『沖縄人には時間もなく、人生もない』
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米軍は沖縄に上陸する前から、沖縄の人びと、歴史、文化、風習について、様々な分野の学者に研究をさせ、報告書をまとめていた。

 

前線に送られた米兵たちは、その内容の要約版を聞かされていた。

 

米軍の将兵たちが聞かされていた「沖縄人」と、実際に会った「沖縄人」は合致していただろうか。

 

ある米海軍中尉は、『沖縄人には時間もなく、人生もない』と結論づけた。

 

そこだけを切り取ると、いかにも沖縄人を上から見て軽蔑しているような発言だが、

 

実際そうであるのかもしれない。

 

苦しみの中にいる人々を、自分とは違う種類の人々として切り離して上から眺める、

 

絶対他者の眼差しがここにはある。

 

例えば途方もない災害をうけた被災地をテレビで眺めて、安全な場所から「こんな苦境にあってよくそんな我慢していられますね」的な発言が出てくるのと、マインドは同じである。

 

沖縄人から時間を奪い人生を奪ったのは、
いったい誰なのか、

 

不正や苦しみを他人ごとと思うものたちは、

 

近くにいながらも遠い目で沖縄をながめ、
そんなことはつゆ考えもしないのだ。

 

沖縄の人びとが歩んできた歴史の、どの時点をとっても、一個人が持つ時間では解決できない、一個人の人生のなかではどうにもならない、それくらいの大きな勢力と、大きな問題を押し付けられてきた。

 

それらの圧倒的な力に
人間性まで奪われないために、

 

どれだけ多くの時間や人生を我々は差しだし費やしてきただろうか。

 

「沖縄人には時間もなく、人生もない」

 

そうだろう。

陸自ミサイル配備から辺野古や高江の米軍基地建設、何度申しいれても変わらず引き続く事故や事件、毎度の協定違反の訓練に騒音に公害…

 

いまも毎日毎日くる日もくる日も、あっちもこっちも、

圧倒的な事象と力に包囲され、時間もなく身も引き裂かれる。

 

沖縄に押し付けられているすべての苦渋に対し、それらに消耗される時間や知識や体力や精神をどれほど積みあげても、圧倒的に足りない。

 

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なぜ『沖縄人には時間もなく人生もない』のか、


それは沖縄が今も奪われているからだ。

 

 

ご覧ください。⇩

1945年 7月8日 『沖縄人には時間もなく、人生もない』

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